秒速5センチメートル観てきましたよ。
東京での最終上演を。


これまで以上に思うところはあるんだが、
まとまらないものである。


音として存在した言葉は
秒速340メートルで飛んでいって消えてしまうから、
永遠にしておきたいと思った。
まぁ要するにもっと観たいと思った


光として存在した映像は
秒速299,792,458メートルで宇宙の彼方へ消えていってしまうから、
何度も観たいと思った。


音として、光として認識した情報は
秒速70〜120メートルで神経を疾駆する。
全身の神経が興奮する感覚をもう一度味わいたいのだ。
そしてその感覚がどこからやってくるのかを解明したいのだよ。


一度観ただけでは解らない。
今何度観ても解らない。
それでもイデアを求めたくなるのは仕方がないんです。
書くだけ無駄ね
今何かを書いたとしてもそれは何も意味を持たないように思える。
それに、書けてしまったらそれで終わってしまう。
それが怖くもあり、しかし求めたくもなるのです。


どうしたもんかね
全てのベクトルを正面にしなくては。