晦日。昼寝を嗜むほど余裕があるというのはどういう事なんでしょうか?


で、年が明けた。
本当は一日の文章に書くといいのかもしれないが、
僕の生体時間は睡眠を区切りとしているので、31日のことにする。
年が明けようとしているときに、外の風を吸う機会があったのだが、
そうしたら散歩に出てみたい気分になったので、初詣に参った。
直前にちょいとメールをしてた友達を誘ったが、返信がない。
まぁ当然のことだろう。日付が日付だしな。
近所のちっさい神社に行ったら、それなりの人数がいて驚いた。
縁日でも少ししかいないのにコレは何事かと。
誇張して聞こえるかもしれないが、誇張している。
30人くらいしかいなくても、充分驚嘆に値する規模の神社なのだ。
で、一通りのことをして、家に帰る。
ちなみに巫女はいなかった。非常に悔やまれる。
そのころ月はまだ高く、蒼白なる光をたたえていた。
オリオンが輝く。天頂から少しはずれたようなところで。


どちらかといえば2時よりになった頃、
メールで誘った友達から電話が来た。今届いたらしい。
これから参拝しようかと言うから、断る理由などない。
もう一度出向く。月は幽かに傾いていた。
ミカン食っておみくじを引いた。
中吉。どうやら俺の一年はスロースターターらしい。何事にかけても。
それからちょっと遠くの(といっても自転車で気楽に行ける程度だが)神社に行った。
普段会わない奴としゃべったので、楽しかった。ハルヒの話題もつながるところがステキ。
それからコンビニ巡りをしていたら、4時半だった。
月は傾き、赤みを帯びた光が宇宙を照らす。
正月とは全く関係のない散歩だったわけだが、
前からこういう夜の散歩がしたかったのでよかった。


もう5時だ。そろそろ日も出ようというモノだ。
今年は趣向を変えて、初日の出ではなく、初月の出でもねらうことにしよう。